雲の中の花:伊吹鳥兜42018年08月17日




雲の中の鳥兜





伊吹山の東登山道は
晒菜升麻(サラシナショウマ)と
伊吹鳥兜(イブキトリカブト)が作る白と紫の世界








サラシナショウマ








晒菜升麻と伊吹鳥兜








晒菜升麻と伊吹鳥兜






白い風になびく花々







広い窪地は無数の丸葉岳蕗(マルバダケブキ)が専有し
一種独特の気配を醸す

マルバダケブキ








伊吹鳥兜








伊吹鳥兜








伊吹鳥兜












尾根の一歩下を白い闇で閉ざし 水蒸気が山肌を舐めるように吹き下りてゆく
他に人もなく 朽ち木のむこうに薄ぼんやりと粗末な鳥居や墓標の影が浮かぶ

丸葉岳蕗(マルバダケブキ) 晒菜升麻(サラシナショウマ) そして伊吹鳥兜(イブキトリカブト)
突然あらわす 美しいいのちのすがた

伊吹はすでに短い秋を迎え これから長く厳しい冬に向かって徐々にスピードを上げて行くのでしょう
あの季節のツケを払うかのように



  (東登山道)