三合目の松:伊吹山62022年07月01日





伊吹山三合目の松



突然やってきた 強烈な夏







茨木市水尾保育園の芭蕉


Japanese Banana



茨木市の水尾保育園では芭蕉が生い繁り








京都みつばち保育園のヤマモモ森口



京都市のみつばち保育園では熟した山桃がボトボト落果し








三合目のユウスゲ(昼間は花を閉じている)



そして 伊吹山の三合目ではユウスゲが咲き始めました







7月24日のユウスゲ



夕方から咲き始め 朝には萎む一夜花です







ユウスゲの高貴な黄色



その色は深く 神々しささえ感じます







三合目のユウスゲ



願はくは花のもとにて ・…   















三合目の松



地を這い くねる幹

何度倒されても立ち上がり生きる 

三合目の松たちの美しいすがたです






何度倒れても起き上がる松の姿










三合目の松











三合目は異国の風景











さて下界では 参院選です

先人たちが命がけで勝ち取った選挙権を

冷静に まずは行使しましょう





お金持ちだけは より金持ちになりました

お隣や周辺国とは不仲になりました

物価高に30年据置の低賃金 「先進国」最貧の現実と無策

アベノミクス以降 経済や外交の明らかな失策は

話し合おうともせずにロシアに危険な遠吠えを続ける

現政権に引き継がれています 

きな」日本は平和憲法を盾に独自の外交ができるはず

それが 国民を代表する政治家としての本来の仕事







高原のような伊吹山三合目
        
       三合目の登山道






戦闘服姿のコワそうな街宣車だけでなく

勝共連合(=統一教会) 神道政治連盟や日本会議といった

右翼団体に共通の十八番だったのは

反LGBT 夫婦別姓や性教育を潰した戦前回帰の家父長制

そして 戦争をするための「憲法改正」  

大きく右旋回を始めた安倍内閣以降 

それがまるで国の課題であるかのような

世論誘導に加担したのは 

NHKをはじめとする 臆病な政権寄りの全メディアと

歯止めにならない公明党の現実






『絶対安全』でも都会を避け過疎地に作り続けた「原発」

どんな大事故を起こしても実際誰も責任は問われないし

裁判官も左遷と出世(最高裁)で手は回してあるから

老朽化など気にせず再稼働に邁進ということでしょうか

若狭の原発銀座から30k圏内にある琵琶湖を水源として

暮らす人々は 1,450万人います

そして原発は 核武装にも必要な軍事的拠点であることを

真っ先に攻撃占拠しようとしたロシアは教えています






「責任」という言葉は私腹の為に羽毛より軽くなり

「丁寧な説明」 と「しっかりとやっていく」 は

口癖あるいは業界用語で 意味は何もしないということ

( 始祖は安倍晋三氏 以降政権与党内で普遍化 )

ふらつく立憲民主党は残念ですが 

独立心を持った ぶれない本物の野党と呼べるのはもう

共産 れいわ 社民 の3つしか残っていません
 






三島池

     三島池より




 2022年 長い夏の始まりです

 美しい地球の 光る風といのちの素晴らしさを

 子どもたちに伝えたい



 暑中お見舞い 申し上げます









雪の朝2021年12月27日





雪の朝









雪の朝






  吸い込まれそうな無垢
  雪は静かに 大地からヒトの作為を覆い隠す



小さな動物たちは 
お腹をすかして雪の上を歩き回り
植物たちは 温かい地中で
脈々と春の準備を進めています



私はというと
… もうちょっとだけ
おやすみなさい








土と平和:美山町2020年05月31日




例年ならばこの時期 
ポツン ポツンと現れる
ササユリの香りが ほんのりと漂っていた場所
美山町の里山で少し仕事をしました




暮らしと墓



墓と暮らしは 土と日の一字違い
生活が見える場所に家族のお墓もある
この国では
どこにでもある風景でした





   Before 


before(2)


   ( 墓前に余裕が無くて足もとが危ない状態)




  After 


after(2)


  ( 法面を整形し墓前を広げ、くつろげる場所に )




愛する者がそこに眠り
いずれそう遠くない将来自分も眠る


土と共に生き
また土に戻る




 Before 


before(1)






 After 


家族が眠る


土や、土留めに使ったクリ、ヒノキ、植栽したアセビ、 シキミ、水仙、苔、階段の石等はすべてこの山にあるもの 





46億年を経たこの星に
最近現れたばかりの未熟な私達は
他の生物と同じ細胞で出来ているのだから
他の生物と同じように共生していけるはず



真実は 目に見えないけれど
幸せとは 生きる目的
消費することではなく 愛が伝わること



贅沢とは
近くでとれるものを使い
手間暇かけて持続する 
面倒で ていねいな暮らしのこと






暮らしを見る



お墓は狭くて暗い場所ではなく
我が家でいちばん見晴らしが良くて
朝日の当たる さわやかな場所


木々の葉や 野の花々を揺らして
心地よい風が吹いています







足もとのイカリソウ


      







土に願いを:乳児の瞳に映る宇宙2020年02月18日




    陽だまりに大根吊るす保育園。
    


大根干しがよく似合う






昨秋より、園の休日ごとにコツコツと外構を改修させていただきました。
現場は、2001年に開園した京都市西京区のみつばち保育園の本園です。
開園20周年を機に、見直したいという相談を受けていました。




2001年開園当時のみつばち保育園

(2001年開園当時のみつばち保育園本園。更地の園庭。)




一般的に建物ばかりに目が行きがちですが、保育現場の外構は、常に0歳からの子どもたちが、自然を見て、触れて、舐めて、登って、こころを形成しながら育つ場所です。普段にもまして、自然な材料、安全で肌になじむデザイン、使いやすく、楽しい配置の設計、そして施工の全てにプロの質と配慮が求められるのは、あたりまえ、ですね。
庭と建物を有機的につなげることは、茶庭にも通じる造園の基本でもあります。
今回改修したのは、おもに次の3ヶ所です。





            ❶         ◯        ◯




Before 


門扉の現状


これまでに、4回以上壊れて作り直されて来た門扉は、そのたびに、20年前の設計と同じデザインで新しく作り替えられるのを目撃して来ました。2012年、右京区に開園したみつばち菜の花保育園(→拙稿)の門扉も、同じデザインで、開園数年後には壊れて、これまた同様に更新されています…。何の縛りでしょう?  素材は輸入材(米ヒバと中国産の竹)で出来ています。
現行は設計屋や建設会社を通さず建具屋に変えたようで、当初のデザインを踏襲しつつ枠を太くするなどの工夫をして、それまでよりは長く持ちましたが重くなり、子どもたちが扉に乗っかる事を想定した強度まではありませんでした。




After 


栗の門扉




みつばちのレリーフ




素材は栗の木。頑丈な木組に、大きなゴムのキャスターを付け、乗っかられても平気。
栗の木は丈夫で腐れにくく、古くなるとさらに表情が出て、やさしい木のぬくみは消えません。
庭や建物にあわせながら、シンプルで安心感のある落ち着いた風景を意識しました。また長く愛着を持ってもらえるように、ミツバチのレリーフも入れました。
扉本体の制作は、京都の数寄屋建築の老舗も頼りにしている伝統工芸士 おさむ工房にお願いしました。





    ◯        ❷        ◯





Before 


自転車置き場の現状


こちらは保護者の自転車置き場。





駐輪の現状


コンクリート基礎に小さな板石を等間隔にあしらって埋め込んでありますが、その洒落た段差のおかげで、子どもを乗せた自転車のスタンドが立てられません。スタンドはいつも桂徳小学校の通学路である道の上でした。






斜めの扉が作ったデッドスペース


さらに、斜めに設置された輸入材(米松)の扉のため、広い三角形のデッドスペース(どうにも使えない空間)を生み出していました。
設計者は自転車置き場で何がしたかったのかな? チコちゃんに叱られるよ。





After 



石畳の自転車置き場



整形して駐輪場を広げました。殺風景なコンクリートや砕石敷ではなく、落ち着いてあたたかみのある石畳に。道路のレベルに合わせ、目地も工夫し(蒲鉾型黒目地)、段差はありません。
左右の足元には季節の草花も咲くように。
真ん中に出来たマンホールは最終雨水桝。地中に埋没していたのを工事中に発見、セットしなおしました。




自転車も楽にスッキリと。





扉の向きと位置を変えた


三角形のデッドスペースも解消。私の3tトラックも楽に駐車できるほどの広さに。





栗の扉にミツバチのレリーフ


通用門は正門とおそろいの栗の門扉。美しい杢目、ここにもミツバチのレリーフを。
もちろん、丈夫なキャスターも付いています。さっそく目の前で登られましたが。





     ◯   ◯        ❸         






Before 


0歳児室側テラスの現状


0歳児側テラスの様子。専用の柔らかい砂場も正面にあります。





0歳児前テラスの現状


左が0歳児、向こうにホールという配置。
玉すだれのように吊るしてあるのは、子どもたちが収穫し、結び、干したタマネギ。





After 



ここに新設したのは、軒から続く京都産ヒノキの長〜い藤棚。
棚には微妙な勾配をつけて、雨水が伝い建物が濡れるのを防ぎます。



0歳児室の藤棚完成


おや? こっちを見てるね!

テラスの柱を掘り筋交(すじかい)で支える、単純な構造ですが、大人がぶら下がっても十分な強度があります。今後子ども達や保育士に、どう使われるかわかりませんから?





軒先藤棚


向こうのホールからの景色も、優しくて落ち着いた雰囲気に変わりました。
広いテラスを含め、塗装はすべてひまわり油ベースのオスモカラー製品を、二度塗りしました。







木のそばで遊ぶのが好き



制作中は子どもたちや保護者から、なにしてんの?これなに? と質問責めでしたが
京都木村農園が鳴滝に持っていた、一本の表情のある藤を植えたとき、
園庭と園舎がひとつに繋がり、園舎にもいのちが宿りました。
保育園施設という機能的な箱が、地べたに暮らす家のぬくみを得た瞬間でした。







銀杏に挨拶する藤


植えられた藤は、この日早速、園庭のヌシである銀杏に挨拶をしていたようです。
0歳児たちのこころに、毎日繰り広げられる 宇宙=四季の変化 がどう映るか…
なんだか、わくわくします。







8カ月後
  
          ( 10/1 )





森のほいくえん?

         ( 2021/9/10 )

一年たつと、こうなりました。
ちょっと管理をサボった? はい
でも いい雰囲気!







     

雲の中の花:伊吹鳥兜42018年08月17日




雲の中の鳥兜





伊吹山の東登山道は
晒菜升麻(サラシナショウマ)と
伊吹鳥兜(イブキトリカブト)が作る白と紫の世界








サラシナショウマ








晒菜升麻と伊吹鳥兜








晒菜升麻と伊吹鳥兜






白い風になびく花々







広い窪地は無数の丸葉岳蕗(マルバダケブキ)が専有し
一種独特の気配を醸す

マルバダケブキ








伊吹鳥兜








伊吹鳥兜








伊吹鳥兜












尾根の一歩下を白い闇で閉ざし 水蒸気が山肌を舐めるように吹き下りてゆく
他に人もなく 朽ち木のむこうに薄ぼんやりと粗末な鳥居や墓標の影が浮かぶ

丸葉岳蕗(マルバダケブキ) 晒菜升麻(サラシナショウマ) そして伊吹鳥兜(イブキトリカブト)
突然あらわす 美しいいのちのすがた

伊吹はすでに短い秋を迎え これから長く厳しい冬に向かって徐々にスピードを上げて行くのでしょう
あの季節のツケを払うかのように



  (東登山道)

灼熱の本宮祭:伏見稲荷Ⅳ2018年07月28日





伏見稲荷本宮祭1



地震に大雨 そして熱波 さらには逆走台風
私たちは おろおろするしかないのか
しかしこの気候変動は まだ始まりに過ぎないことに
多くの人は気付いているようです

それでもタイタニックはCO² の濃霧をまとい  終末へ向かって航行しています
1万発の核兵器を抱えたまま
カネとウソに明け暮れる日米のリーダーも船長室に迎え
中流の乗客達は  坐礁を物ともせず「永遠の経済成長」を信奉して踊り続けます





本宮祭 2



ことしも21日 伏見稲荷に行ってきました
うつむかず アゴも上げず
ただ我にかえる時間を 行燈の薄い和紙に求めて

にんげんたちは 気付いたことをどう行動に移すのか
地球はじっと見ている
ホンネ をつぶやきで終わらせるのは もうやめよう








熱い!










行燈画2










行燈画 3










行燈画4










行燈画5(昼)

               (昼)



行燈画5

               (夜)








行燈画6










行燈画7










行燈画8
    
               (昼)



行燈画8(夜)
       
               (夜)








行燈画9










行燈画10-1










行燈画11







行燈画11(部分)

               (部分)









行燈画12











行燈画12











行燈画13











本宮祭3











行燈画14










行燈画15











行燈画16(昼)

               (昼)




行燈画16

               (夜)









行燈画17












行燈画22












行燈画18












行燈画19











行燈画20











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行燈画23












行燈画24












行燈画25












行燈画26












行燈画27












行燈画28












行燈画29












行燈画30












行燈画34












行燈画32












行燈画31












本宮祭4