午後のおさんぽ:伊吹山5 ― 2019年10月01日
忙中閑有り でもないけれど、仕事続きでずっと気になっていた伊吹山を歩きました。経済成長がもたらす地球温暖化で下界はまだ31℃、ここは最高でも18℃。
秋ど真ん中の山は、また美しい発見がありました。
竜脳菊 (リュウノウギク)
つぼみや咲き始めは 柔らかく透き通るような桃色
小伊吹薊(コイブキアザミ) まぁ見事なツボミ
花は勿論、ただ けなげに咲いているわけではなく、虫や鳥など他の生きものと共生し命をつないでゆくために、それぞれの智慧と方法で懸命に咲いています。
コイブキアザミは秋の人気者。 毛深いマルハナバチも
軽快なヒョウモンチョウも
そして筋肉系のアサギマダラも。体がデカいのでぶら下がっています。
ひらりひらりと風と遊んで空高く舞い上がっているかと思うと、突然急降下して来て蜜を吸う。海を渡るアサギマダラの飛翔はさすがに力強くて優雅。 黄色い花は秋の麒麟草(アキノキリンソウ)。
さてアサギマダラは何処にいるでしょう?
左から 伊吹鳥兜 小伊吹薊 白嫁菜(シロヨメナ)
西登山道の伊吹鳥兜(イブキトリカブト)は今が盛り。背丈低く色濃い。背高で既に花期を終えた東登山道のものとはまるで別種のよう。
小さいおじさんが、おしくらまんじゅうしているみたい
三角点の東寄り。鳥兜は全草有毒と云われますが大切な漢方薬(附子·ブシ)でもあります。マルハナバチが頭を突っ込んでいました。
吾亦紅 (ワレモコウ) もうほとんど消えかかって…
竜胆(リンドウ)の花が咲くと、秋の深まりを感じます。
山頂の花々の最終便。
岩肌に大文字草(ダイモンジソウ)
山頂の強風地帯には いちめんの富貴草(フッキソウ)
草ではなくてツゲ科の常緑小低木。
明るい緑と強さは貴重、庭でもよく使います。
昼から雨の天気予報で登山客はまばら。
男性のカップルが笑顔で通り過ぎて行きました。
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