気ままさはそのまま:城陽2015年12月24日





庭は囲うことから始まるといいますが、素材やデザインというのは不思議なもので
同じような高さ1m足らずのものでも、ちょっと囲いを変えるだけでこれだけ変わります。

とても広く感じます。



着工前 Before


鬱蒼としていたケヤキやカイヅカを取り大掃除をした






工事後 After (フェンスを御簾垣に変えただけ。鉄骨仕込み)


見える見えないではなくて、素材と意匠が違うだけ







着工前  Before
(実はこのスペースに4m級のケヤキやカイヅカたちが鬱蒼としていたのを、取り去るお手入れをした後)



着工前



昨年、ここでお連れあいを見送られたあとの生活。
淡々としつつ、しっかりと根をおろしておられる暮らしぶりや、気さくな地域の風土にふれたら、庭もことさら気取る必要もないわけで。
やさしく囲った後は、自由気ままにお好きなものを置いて、四季の移ろいとともに土いじりを楽しんでいただけましたら、私もしあわせです。想い出のザクロを1本だけ植え、庭仕事が楽になるよう、水道も引きましたが、それ以外の余計な造作は一切しておりません。





工事後  After


火であぶった晒し竹の低い御簾垣


雨後の晴れ間、御簾垣の隙間に宿って無数に光る水玉たちの美しさに感動したと
教えてくださいました。水玉にもいのち。


ところで、この晒し竹ですが、近頃は薬品で晒したものが多く、
このように、本当に火で炙(あぶ)って艶をだした材料は手に入りにくくなってきております。
見た目の美しさも随分違いますが、火で炙った方が、かなり長持ちするように感じております。
プラスチック? う~ん、論外です。








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