ついでに Before & After :京北2008年11月20日

住友林業の家。座敷廊下の曲がり角、掃き出し窓の中庭なんだけど。
これもプロが作ったそうだ。ピンコロ石の数珠つなぎが得意な方だったみたい。
室内からは、笠しか見えない雪見灯篭。こんな据え方も案外多い。
座敷側の広い庭に燈籠がないので、この雪見を移そうという話で始まった仕事だったが・・・

Before
家の中からは重要な場所だが、すべてが意味不明。

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After
沓脱ぎも六方石も延石も再利用。この純国産延石、いいな。

六方石のハギレは、室外機の前にモルタルで立ててびっしり一列にくっつけてあった(!?)のを解体して利用。
囲いの延石は、沓脱ぎにした石とともに所有される畑に転がっていたが、今では貴重な渋い材料。
ご近所の竹林でころあいの竹を1本戴いてきて軒内に。
板きれで波紋用の櫛も作った。
陽も雨も当たらない軒下なので植栽はやめ、メンテを考えて白川砂の下はモルタル敷とした。

これがメインの仕事ではなく、廃品を使ってついでに遊んでしまったのだけれど、こっちのほうがすごく気に入ってもらえて、なんだか面白かった。