さねかずら : 冬のブルーノート2026年01月04日








さねかずら(美男葛)
     サネカズラ(美男葛)    美山町 京都府



  名にし負はば
  逢坂山の さねかずら
  人に知られで 来るよしもがな
         (藤原定方)
















  うばたまの 
  この夜な明けそ しばしばも
  またふる年の 内ぞと思はむ
          (源実朝)














晩夏のヒオウギ


         
                         黒い「うばたま」になる4か月前
         ヒオウギとアゲハ




















  庭の冬木立ち (美山町 京都府)
  表情は枝先に宿り その姿は
  人体の血管図にも似ている
  植栽はナンキンハゼ ケヤキ 
  古栗丸太のブドウ棚はナイアガラ




















  診療所の庭 晩秋 (京北町 京都府)
  寝っころがれる姫高麗芝に市電の敷石
  植栽はセンペルセコイア
  イロハモミジ オリーブ















診療所の夜



  同じく診療所の庭 冬の夜
  

















怒る星:熱中症だより2025年08月01日

本宮祭7 ( 伏見稲荷大社に奉納された行燈画より )













灼熱の列島へようこそ!






























日本は亜熱帯になってしまった
もう温帯モンスーン気候ではありません
冬になれば大雪も降るからややこしい


































あんたたち 温暖化を
本気で食い止めたいと思ってるにょ⁈





















































































美味しい!を連発するテレビをぼんやり見ている
わたし 実は食物連鎖の頂点にいるんです
その土台を支えるプランクトンは
海水温の上昇で急速に減りつづけています





















































もう 引き返せない所まで来てしまった
このまま進めば いずれ子どもや孫たちを
ひどい食糧難と災害が襲うでしょう  (IPCC報告書参照)
こないだの選挙 はて 何を議論してましたっけ






































本当に怒っているのは 地球です
国民でも蛾を食らうガマでもなくて 






















































なにか ?


           撮るなよ
           せっかく会いに来たんだ















木霊 : 双子の欅の話2025年02月22日











京都に近い ある小さな山村に
それは大きな双幹の欅(けやき)の木が立っていました















 長い旅をして来た小鳥たちは入れ替わり羽を休め
 イカルのカップルは丸々とした青虫を口移し
 日が暮れると山鳩夫婦が仲良く眠り














 さらに夜がふけると 必ずフクロウがやって来て
 ほっほほうと鳴いていました
















 広がる枝下では ホタルがいのちの明かりをともし
 タヌキたちは食べものを探して訪れ
 地中には 兎も眠っていました





























 月夜にはキツネが踊るように飛びはねていました


 4段のツノを持つ大きな黒い牡鹿は 一族を引き連れ
 ここでいななくのが日課でした









幻世








 根元には 新たに芽吹いたモミジや山柿が育ち
 数年に一度だけ現れて咲くウバユリは
 大きな緑の花をたくさんつけて
 感謝と存在を主張しました


















 伸びやかで立派なふたつの幹を持つ欅
 風雪に耐え いのちをはぐくむ 
 慈悲に満ちたその立ち姿はまさにマザーツリー
 でした  (リンク先は朝日新聞GLOBE+)
 そのような樹木を いにしえの人々は
 木霊(こだま)と呼び
 畏敬をもって大切にして来ました






         ✳︎







秋も深まったある日
ヒトによる大きな変化が起こります
大きなクレーンが欅の横に据えられ
たくさんの男達がトラックでやってきました





あたりの木々をすくませて
エンジンチェーンソーのかん高い排気音が響き渡り
それが4日間続いた後
ふたつの大きな株跡だけを残して
すべて解体され 売られていきました












一族を率いたあの大きな牡鹿が 
切株の後ろに据えられていた檻のワナにかかって
殺されたのはその翌日のことでした














さらに翌朝早く 迷ったオオサンショウウオが
助けてと そばの小屋の戸口を訪ねて
そこに住む婦人を驚かせました








彼らも姿を消した







小鳥たちも キツネもタヌキも フクロウも 
牡鹿のいななきも みんな消えて
ゆたかでやさしい景色は 
ただ静かで 何もない 
からっぽの風景へと変貌しました



















毎日 欅に手を合わせていた婦人を除くと
異をとなえる住民は無く
「スッキリした」と喜ぶ声も聞こえました





















    第51回創画展 京都市美術館(京セラ美術館)にて
















陽だまりの笑顔:本宮祭52022年08月02日






腹違いの兄弟
 

     招き猫





三年間の空白を経て開かれた 伏見稲荷大社の本宮祭
ひとごみを避けて 前夜祭にあたる宵宮祭(7/23)に出かけました


溢れる中国人に背中を押されながら身動きできなかった頃が
嘘のような 静かで元のお稲荷さんに戻った感じ
参拝者は若い世代がほとんどで 女性同士か男女のカップルが
目立ち ゆっくり行燈画を見て回る人は まばらでした










サヨナラダケガジンセイダ


                        ダイセンジガケダラナヨサ 

三年間のブランクは やはり長くて…













ここにいたフクロウは何処へ?


ここにいたフクロウも何処かへ行ってしまいましたが














ロドゥス島からの帰還


三年前 柳の木から大ジャンプして消えたロドゥス君は
自力で這い上がって来たし   













赤い目の兎


  赤い目のうさぎ



青い目の兎


  青い目のうさぎ

哲学者のような兎も 戻って来たし











赤トンボでございます


  赤トンボも





  トウガンのカマキリも

みんな無事で よかった よかった












無風


  かすかに震える空気と  いのち
  いのちは ひかり
















石蕗(ツワブキ)の花は 陽だまりに浮かぶ笑顔
大きな葉っぱもいっしょに歌っているよ!













で やんす


      ノーヤクこわい! たすけて〜

非道なジェノサイドに逃げ惑うケムンパスでやんす
(農薬の発祥は原爆と同じ77年前 ナチスドイツのガス室から)













黒い猫


        あー またやってるよ 
        懲りないね にんげんは













安全を祀る岩


 天の羽衣 浦島伝説 かつて海は
 母であり 神であり 宝だった
 

  








おしゃべりはこれくらいにして
ここからは静かに見て行きます

















潮騒の匂い


 
 















































































梅花藻


















  
















































































   … ふしぎ







































































 ここまでお付き合いいただき ありがとうございました
 また来年 ?
 開催できるといいですね











わだすがにちにちあんでがす


      わだすがにちにちあんでがす よろすぐ
                 
       
       






むすめでがす


             むすめでがす   
                 







めんこいカジカ


      仲良しのカジカたんでがす  ほほ











三合目の松:伊吹山62022年07月01日





伊吹山三合目の松



突然やってきた 強烈な夏










Japanese Banana


ぶどうナイアガラ



茨木市の水尾保育園では芭蕉が小バナナの実をつけ 
ぶどうがたわわにぶら下がり








京都みつばち保育園のヤマモモ森口



京都市のみつばち保育園では熟した山桃がボトボト落果し








三合目のユウスゲ(昼間は花を閉じている)



そして 伊吹山の三合目ではユウスゲが咲き始めました







7月24日のユウスゲ



夕方から咲き始め 朝には萎む一夜花です







ユウスゲの高貴な黄色



『高貴』 その色は深く 神々しささえ感じます







三合目のユウスゲ



願はくは花のもとにて ・…   















三合目の松



地を這い くねる幹

何度倒されても立ち上がり生きる 

三合目の松たちの美しいすがたです






何度倒れても起き上がる松の姿










三合目の松











三合目は異国の風景











さて下界では 参院選です

先人たちが命がけで勝ち取った選挙権を

冷静に まずは行使しましょう





お金持ちだけは より金持ちになりました

お隣や周辺国とは不仲になりました

物価高に30年据置の低賃金 「先進国」最貧の現実と無策

アベノミクス以降 経済や外交の明らかな失策は

話し合おうともせずにロシアに危険な遠吠えを続ける

現政権に引き継がれています 

きな」日本は平和憲法を盾に独自の外交ができるはず

それが 国民を代表する政治家としての本来の仕事







高原のような伊吹山三合目
        
       三合目の登山道






戦闘服姿のコワそうな街宣車だけでなく

勝共連合(=統一教会) 神道政治連盟や日本会議といった

右翼団体に共通の十八番だったのは

反LGBT 夫婦別姓や性教育を潰した戦前回帰の家父長制

そして 戦争をするための「憲法改正」  

大きく右旋回を始めた安倍内閣以降 

それがまるで国の課題であるかのような

世論誘導に加担したのは 

NHKをはじめとする 臆病な政権寄りの全メディアと

歯止めにならない公明党の現実







伊吹山3合目






『絶対安全』でも都会を避け過疎地に作り続けた「原発」

どんな大事故を起こしても実際誰も責任は問われないし

裁判官も左遷と出世(最高裁)で手は回してあるから

老朽化など気にせず再稼働に邁進ということでしょうか

若狭の原発銀座から30k圏内にある琵琶湖を水源として

暮らす人々は 1,450万人います

そして原発は 核武装にも必要な軍事的拠点であることを

真っ先に攻撃占拠しようとしたロシアは教えています






「責任」という言葉は私腹の為に羽毛より軽くなり

「丁寧な説明」 と「しっかりとやっていく」 は

口癖あるいは業界用語で 意味は何もしないということ

( 始祖は安倍晋三氏 以降政権与党内で普遍化 )

ふらつく立憲民主党は残念ですが 

独立心を持った ぶれない本物の野党と呼べるのはもう

共産 れいわ 社民 の3つしか残っていません
 






三島池

     三島池より




 2022年 長い夏の始まりです

 美しい地球の 光る風といのちの素晴らしさを

 子どもたちに伝えたい



 暑中お見舞い 申し上げます









変える 変わる : 園庭二題2021年04月01日


  
  〉〉〉  風化した遺跡と音羽の滝 




改修前




再び 西京区のみつばち保育園にやって来ました
これは 小さい子用の洗い場

ヒノキをふんだんに使った木造園舎に
似合わないブロック塀のような洗い場は
足場が狭くて使いにくい上 死角も多く
ちょっと暗いコーナーになっていました





改修前








改修前





改修のきっかけは
コロナ禍での洗い場の充実はもちろんですが
構造的に 
コンクリートに体を擦りながら水を求めるしかない 
小さい子どもたちの動きと
水の出方  …拡散するシャワーではなくて  
流れ落ちる水の感触 の大切さを
丸国園長にお聴きしたから


浮かんだヒントは
清水寺の音羽の滝でした






改修後





それで こうなりました

自然の素材感覚を大切に
太い栗の木と ぽくぽくとした御影石(花崗岩)を使って作りました











子どもの姿を隠さず 周囲にもストレスを与えぬよう
5ヶ所の給水を 風化した遺跡のように柔らかく
ミニマムにしつらえました
床面積を5倍に広げて
0歳児室から外の水場や砂場まで 
ハイハイでもスムーズに動けます



一筋の滝は
太い栗の木の中をくぐり抜けた水が 
上から落ちて来るしかけで
子どもたちは自分で
手元のかわいいハンドルを使って 
滝の水量を自由に調節できます
管理用のバルブも設置して それぞれの水圧も調整可能






改修後




出来上がってみると
昨年作った藤棚の下で
小さい子どもたちの露天風呂 大人の昼寝や
水圧をかけて滝修行?にも良さそうな
明るく愉快な遊び場になりました


今度はテラスの拭き掃除が忙しくなるかも…







園長のブログより







みつばち園長のブログより





子どもたちのいろんな様子を
たくさんブログに上げてくださいました
ありがとうございます







半年後

  半年後の風景






     *               *               *





  〉〉〉  森と名栗の一本橋 





さて もうひとつは 開園10年目を迎える
右京区の みつばち菜の花保育園です


かつては青々としていた芝生山も 事情により年長児にも開放したので
あっという間に ごらんの状態


あなたがこの子なら 何をして遊びますか?



改修前




もっと大胆に広く使って
ひとりひとりの状況に応じて 
色んな遊びが浮かぶ庭にしましょう
ということになりました





改修後




左の0-1歳児の建物と土山とを ヒノキのぬれ縁で床との段差なしに接続し
造成した低い山々をつなぐのは 太い八角名栗の一本橋

橋は景観の要(かなめ)として 園庭全体に 自然な落ち着きと楽しさも演出します
栗との対話から生まれる伝統的京名栗 独特の素材感は心とカラダにもおすすめ (できるだけ はだしでね) 
ただの止まり木やベンチ代わりでもいいし ジャンケン遊びでもいい
尺取虫になってみるのはどうかしら 遊び方は無限です

18ミリ厚アルミ板を加工した基礎で 
橋の位置も変えられます





改修後




さらに 年長児用と年少児用それぞれに 
登れる樹形の 太くて大きな樫の木を 2本用意しました
( 京都木村農園と仲西造園の知恵と力で搬入植栽できました 感謝です‼︎)





ひっそりと遊べる植栽




また 四季の変化や実を楽しめる中低木を増やして
疎密のメリハリをつけ 狭くひっそりと遊べる木陰も複数確保
眺めるだけでも楽しい緑のグラデーション





園庭全景




大きくなったコミカンの木を慎重に移動し
開園来 格好だけで使えなかった手洗い場も撤去して スペースを作り
年長用の綺麗な洗い場を新設 広くて使いやすく年少にも人気です
(この洗い場はタップルート岡村氏の設計 増田組の施工)


狭いと思っていた園庭は
ほんとはこんなに広かった⁉︎







春のエントランス


        新緑のアプローチ








          *               *             * 





ところで
植物にとってみると 園庭は
根元を踏み固められて根呼吸は困難になり 枝は折られ 未熟果はむしり取られ
草も生えないほど 不自然で過酷な現場です 
優しい姿でも 彼らは必死にそこに立っているのです


木登りするなら1年後から 
できるだけハダシでお願いします
保育園では登る頻度が激しくて 
靴では樹皮が剥けてしまいます


木々が大切に愛されて 
みつばち本園の銀杏や 西山園舎の大桑のように
人間の子どもたちの育ちを 
受け止めてくれるような関係になることを
願うばかりです …







西山園舎の大桑2






はっぱのおまつり

    
         



大桑の木を剪定すると 
子どもたちは手に手にその枝をひろって 
輪になって踊りだしました
「はっぱのおまつり」だって
アフリカにいるみたい!