つくばいにセキレイ :大山崎 ― 2002年09月17日
Before
やさしいご主人のていねいな管理で、ふだんから塵ひとつない美しいお庭でした。
ただ、お宅は庭に大きな石を搬入できない構造でした。
並んでいた石を、役石や土止めに再利用しましたが、写真右隅の、のっぺりとした長い石を掘り出してひっくり返してみると、実はとても大きく立派な石で、これを後ろめに据えると、それだけで庭の骨格が決まってしまいました。
ぴったしの材料が現場に埋もれていたのは偶然のようですが、この仕事をしていると、似たようなことを案外よく体験します。不思議ですが。
↓
After
左下は、好きな花を気儘に植えたいという奥さまのスペースです。
ブロック塀は、控えも建仁寺垣でカバー。建仁寺垣の裾に、のし瓦を使う手法は狭い通路などにも非常に有効で美しく、かつて尊敬する師、桃東苑に教えていただきました。ここでは耐寒瓦を横遣いしましたが。
↓後日、あそびに来てくれた2羽のセキレイを室内から撮影し送ってくださいました。
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